ABOUT
身体をあたため湯を沸かし
暗夜のなかで心を灯してくれる薪火
火を灯す薪は割るとより扱いやすくなります
少しでも早く暖まりたいとき
小さな種火が消えて欲しくないとき
木口を力強く割る刃先から
手元にそのままつながる共柄
火を楽しむ時間を安心してお過ごしください
鉈の製作工程 〜自由鍛造〜
1. ならし打ち
赤くならない程度に火炉で鋼材を温め、
裏になる方をはたく。
2.成形
はたいた鋼材は、全体に広がっています。
もとの大きさに合わせてグラインダーで
削ります。
3.焼きなまし
叩いた金属のストレスをとるため、約750度の
温度で赤く熱して除冷
(ゆっくり冷ますこと)
4.サンドブラストをかける。
刃物の表面がきれいになるようにする作業。
5.砥粉塗り
水でのばした砥石の粉を刃物全体に刷毛で塗る。
6.焼き入れ
780度で熱して水で急冷する。
もっとも温度の調整と水に入れるタイミングが
重要。刃物に魂が入る工程。
7.焼戻し
180度に熱して除冷する。
焼き入れの時の刃の硬さでは硬すぎるので、
使用目的にあった硬さに合わせていく工程。
8.焼き狂いを直す。
9.刃おろし
刃物の刃をつける作業
10.研ぎ
荒目の砥石から段階的にきめ細かい砥石で
刃を研ぎあげる工程を経て完成。